乳腺を除去せず、乳頭だけ切除し皮膚を引き締めるだけで女性化乳房手術は可能ですか?

女性化乳房(男性の乳房肥大)は、ホルモンバランスの乱れにより乳腺組織が増大する状態です。乳腺を除去せずに乳頭だけ切除し、たるんだ皮膚を引き締めるだけでは、根本的な原因である乳腺組織を取り除くことができないため、効果的な改善は期待できません。

女性化乳房の標準的な外科的治療は、乳腺組織・脂肪・余分な皮膚を除去し、胸部の形状を整える「乳房縮小術(マストペキシー)」です。主な手順は以下の通りです。

1. カウンセリングと診断:経験豊富な形成外科医が患者の状態を評価し、最適な手術方法を提案します。

2. 麻酔:全身麻酔が一般的に用いられ、手術中の安全と快適さが確保されます。

3. 切開部位の決定:乳頭・乳輪周囲に適切な切開を行い、肥大の程度や使用する技術に応じて位置と範囲を決めます。

4. 乳腺組織の除去:増大した乳腺組織を慎重に切除し、胸部のボリュームを減少させます。

5. 皮膚の引き締め:余分な皮膚を除去または再配置し、自然な胸部輪郭を作ります。

6. 乳頭の位置調整:必要に応じて乳頭・乳輪の位置を再配置し、見た目のバランスを整えます。

7. 縫合とドレッシング:切開部を縫合し、術後の保護と治癒を促すドレッシングを施します。

8. アフターケア:術後は軽度の痛みや腫れが生じますが、鎮痛剤や圧迫ガーメントで管理します。回復期間中は定期的な診察が必要です。

乳腺組織を除去しない方法は、根本的な肥大原因を取り除かないため、期待したサイズダウンや自然な外観が得られません。女性化乳房の治療は、専門的な知識と経験を持つ形成外科医に相談し、最適な手術計画を立てることが重要です。

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