脊髄くも膜穿刺(腰椎穿刺)はどの部位で行うのか
脊髄くも膜穿刺(腰椎穿刺)とは
脊髄くも膜穿刺は、別名「腰椎穿刺」とも呼ばれ、診断や治療の目的で脳脊髄液(CSF)を採取する手技です。細い針を下背部のくも膜下腔に挿入し、脳と脊髄を取り巻く液体を採取します。
くも膜下腔の位置
くも膜下腔は脊髄を取り巻く空間で、脳脊髄液が満たされています。この液体は脳と脊髄を保護し、栄養や老廃物の交換を行います。
穿刺部位
穿刺は通常、腰椎の第3・第4椎体間(L3‑L4)または第4・第5椎体間(L4‑L5)の間隙で行われます。これらの部位は脊髄が終わる部位(馬尾)より下に位置し、神経損傷のリスクが低いため選ばれます。
手技の流れ
- 患者は側臥位または座位で背中を丸め、腰椎の間隙を広げます。
- 局所麻酔を行い、針をくも膜下腔へ慎重に挿入します。
- 針が適切な位置に達したら、脳脊髄液が流れ出し、採取します。
- 必要に応じて薬剤を注入したり、圧力測定を行うこともあります。
この手技は感染症や出血などのリスクがありますが、適切な手技と管理により安全に実施できます。
