脂肪吸引のリスク
脂肪吸引(通称「リポ」)は、余分な体脂肪をチューブで吸引し除去する美容外科手術です。ヒップや太もも、臀部などに施され、食事や運動だけでは改善できない部位の体形を整える目的で行われます。手術を受けるには全身の健康状態が良好であることが必要ですが、いくつかのリスクがあります。
感染症
外科手術全般と同様に、脂肪吸引は体の一部を大きく変えるため、免疫力が一時的に低下します。その結果、手術部位に細菌が侵入すると感染が起こり得ます。近年は手術技術や抗生物質の使用が進んで感染率は低下していますが、リスクは完全にはなくなりません。主な症状は発熱、寒気、発赤、嘔吐、患部の疼痛増加などです。
薬剤に対するアレルギー反応
脂肪吸引時には麻酔や鎮痛剤が使用されますが、薬剤に対する体の反応は人それぞれです。異物が体内に入ると、皮膚発疹や呼吸困難、最悪の場合はアナフィラキシーショックによる死亡に至ることもあります。手術前にアレルギー歴を医師に伝えることが重要です。
余剰皮膚
脂肪を除去しても、皮膚自体は元のサイズのまま残ります。そのため、脂肪が減少した部位にたるみが生じることがあります。皮膚の弾力性は個人差が大きく、たるみが目立つ場合は別途余剰皮膚除去手術(皮膚切除)を検討することがあります。
