美容整形は誰が始めたのか?
歴史
美容整形は形成外科から派生した分野です。形成外科は紀元前800年頃、インドで始まったとされています。当時は健康上の問題を解消するための簡易的な手法が中心で、皮膚移植などが行われていました。米国では1827年にジョン・ピーター・メッタウアー博士が口蓋裂手術を開発し、形成外科の先駆者として知られています。第一次世界大戦後、負傷した兵士たちが大量に手術を受けたことで技術が飛躍的に進歩しました。1960~70年代になると、一般消費者も手術の恩恵を受けられるようになり、1980年代の所得上昇と相まって形成外科は美容整形へと分化し、現在のように大衆化しました。
規模
米国では毎年1100万件以上の美容整形が行われています。そのうち多くは外科手術ではなく、ボトックス注射やマイクロダーマブレーションといった非手術的処置です。1997年から2005年にかけて美容外科手術件数は444%増加しました。最も一般的な外科手術は脂肪吸引、鼻形成(鼻整形)、乳房拡大手術で、非手術では化学ピーリング、マイクロダーマブレーション、ボトックス、レスチレーン注入が人気です。
種類
美容整形は多様な手術・処置を含みます。医療的必要性が主目的でない鼻形成は典型的な美容整形です。その他、医療目的でも行われることがある乳房縮小手術、腹部形成(たるみ取り)、コラーゲン注入、顎形成、フェイスリフト、眼瞼手術などがあります。
メリット
美容整形は主に医療目的ではなく、自己イメージの向上や自信回復を目的とします。鼻先が尖りすぎる、顎が小さすぎるといった外見上の悩みを解消すれば、自己評価が大きく改善されます。脂肪吸引は気になる脂肪を除去し、フェイスリフトはシワを減らして若々しい印象を与えます。
留意点
美容整形には費用が高額である点が大きなハードルです。健康保険はほとんど適用されず、全額自己負担またはクリニックでの分割払いとなります。また、感染症や変形、最悪の場合は死亡といった合併症リスクがあります。期待と結果が合わないケースや、手術に依存してしまう「美容整形中毒」も報告されています。
