ダンピング症候群の対処法
概要
ダンピング症候群の症状は、食事療法、薬物療法、または手術により緩和できます。治療法は症状の重症度や個々の状況に応じて選択します。多くは胃手術後に発症し、食事の工夫だけで1年以内に改善することが期待できます。どの食品が症状緩和に役立つかを把握し、日常生活に取り入れましょう。
対処ステップ
- 症状の把握と医師への相談
下痢、吐き気、めまい、嘔吐、膨満感、疲労、痙攣、脱力感など、食事中や食後15〜30分で現れる症状に注意し、手術後1〜6か月で頻繁に起こります。これらは他の疾患のサインである可能性もあるため、必ず医師に報告してください。
- 食事中の飲料は控える
食事と同時に飲み物を摂らないようにし、液体は食前30分〜1時間、または食後に取るようにしましょう。
- 小分けの食事とバランスの取れたメニュー
1日6回の少量食を心がけ、たんぱく質、食物繊維が豊富で低炭水化物の食品を組み合わせます。肉は脂肪分を減らすために焼く、蒸す、グリルするなど調理し、果物はペクチンを含むもの(リンゴ、バナナなど)を選び、酸味の強い柑橘類やトマトは避けます。
- 人工甘味料の活用と糖質制限
砂糖の代わりに人工甘味料を使用し、単純炭水化物の摂取を厳しく制限します。甘味の強い食品は避けましょう。
- 必要な栄養素はサプリで補う
胃手術後に不足しがちなビタミンやミネラルは、医師や管理栄養士と相談のうえサプリメントで補充します。
- ゆっくり食べ、食後は横になる
食べ物と液体が腸へ急速に流れ込むのがダンピング症候群の原因です。食事は時間をかけて噛み、食後は少し横になることで消化をゆっくりさせます。
