股関節置換術とは
股関節置換術は、損傷した股関節の両端を人工関節に置き換える手術です。大腿骨の先端に金属製のボール(ステム)を装着し、骨盤側には金属シェルとプラスチックコーティングのライナーを取り付けます。
股関節の重要性
股関節は体内で最も大きな荷重がかかる関節で、摩耗や骨折のリスクが高い部位です。摩耗が蓄積すると、損傷や骨折の可能性が増大します。
高齢者に特有のリスク
高齢者が股関節置換術を受ける場合、血栓症、心筋梗塞、術後せん妄(混乱)などの合併症が起こりやすくなります。手術後の回復期間が長くなることもリスク要因です。
股関節置換術と再建術の比較
高齢者では、成功率が高く関節への負担が少ないため、股関節置換術が再建術よりも一般的に選択されます。置換術は長期的な機能改善が期待でき、再手術の必要性も低くなります。
術前の呼吸法指導
術後の活動低下による胸部鬱血や肺合併症を防ぐため、医師は手術前に正しい呼吸法(深呼吸やインセンティブスパイロメトリー)の練習を指導します。
