子宮摘出術で卵巣を残すことは可能ですか?排卵はどうなるのか
子宮摘出術と卵巣保存の概要
子宮(子宮体)を外科的に除去する手術を子宮摘出術(hysterectomy)と言いますが、卵巣は必ずしも同時に取り除く必要はありません。卵巣を残したまま子宮だけを摘出する手術は「卵巣保存子宮摘出術」や「子宮体部切除術」と呼ばれます。
卵巣を除去した場合(卵巣摘出術=oophorectomy)
卵巣を外科的に取り除く手術は卵巣摘出術(oophorectomy)と呼ばれます。卵巣は卵子とエストロゲン・プロゲステロンといった性ホルモンの主要な産生源です。卵巣がなくなると、排卵は停止し、月経周期も終わります。手術後は即座に閉経状態となり、妊娠は不可能になります。
卵巣を残した場合の注意点
子宮摘出術で卵巣を保存しても、必ずしも卵巣機能が長期間維持できるわけではありません。加齢や基礎疾患、手術中の血流障害などが原因で、卵巣機能が低下することがあります。
卵巣保存の可否は、以下のような要因を考慮して医師と十分に相談することが重要です。
- 年齢(閉経が近いかどうか)
- 家族歴や個人のリスク(乳がんや卵巣がんのリスク)
- 現在の症状やホルモン状態
- 将来的なホルモン補充療法の希望
最終的な判断は、患者さんの健康状態とライフスタイル、価値観に基づいて行われます。
