ラップバンド手術と減量

手術概要

合併症がなければ、手術は約1時間で完了します。ラップバンドは小さな切開を数か所行い、内視鏡カメラを用いて胃の上部にシリコンバンドを装着し、数本の縫合で固定します。手術後約1週間で日常生活や仕事に復帰できることが多いです。

仕組み

ラップバンドはシリコン製のストラップで、胃の上部を締め付けます。その結果、少量の食事で満腹感が得られ、摂取カロリーが自然と減少します。活動量を維持(あるいは増やす)すれば、体重とサイズの減少が期待できます。

調整可能性

ラップバンドの大きさは、医師の診療所で行う注入式の調整により簡単に変更できます。外科手術は不要で、生理食塩水を注入してバンドを少しずつ膨らませ、胃の容量を段階的に縮小します。逆にバンドが過度に締め付けられた場合は、注射で減圧することも可能です。

食事指導

ラップバンド手術は生活様式の大きな変化を伴います。手術後は、認定された栄養士が作成した食事プランに従い、最初の1週間程度は液体食から始めます。その後、柔らかい食事、最終的には普通の固形食へと段階的に移行しますが、健康的な選択を続けることが減量成功の鍵です。

注意点・適応条件

ラップバンド手術の適応は、BMIが40以上で肥満に伴う合併症がない方、またはBMIが35以上で高コレステロール、糖尿病、高血圧などの重度の肥満関連疾患を抱えている方が対象です。

低侵襲手術とはいえ、感染、バンドの漏れ、胃捻転などのリスクは他の外科手術と同様に存在します。手術を受ける際は、外科医の経験と実績を十分に確認することが重要です。

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