DIEPフラップ再建で期待できること
手術前に期待できること
プラスチック外科医とのカウンセリングで、手術の目的や個別の治療計画を確認します。医師は以下を行います。
- 胸部と腹部の診察・測定
- 適切な手術法の説明
- リスクとベネフィットの検討
- 術前に必要な抗生物質や薬剤の処方
さらに、次の準備が必要です。
- 乳がんの有無を確認するためのマンモグラムや画像検査
- 全身状態を確認する身体検査と血液検査
- 術後の帰宅時に同伴者を手配
- 術前2週間以上の禁煙・禁酒
手術中に期待できること
DIEPフラップ再建は全身麻酔下で行われ、数時間かかります。手術の主な流れは以下の通りです。
- 下腹部に切開し、皮膚・脂肪・血管を含む組織(ドナー部位)を採取
- 採取したフラップを胸部に移植し、縫合(レシピエント部位)
- 血管を顕微鏡下で吻合し、血流と酸素供給を確保
手術後に期待できること
手術後は回復室で経過観察され、痛み・腫れ・内出血が見られることがあります。ドレーンが設置される場合もあります。
入院期間は通常2〜3日で、痛み止めや抗生物質が投与されます。退院後は以下の指示を守ります。
- 圧迫ガーメントの着用で腫れを抑える
- 激しい運動や重いものを持つことを避ける
- 手術部位を清潔・乾燥に保つ
- 処方された薬を服用し、感染や痛みを管理する
主なリスク
- 出血・感染
- 血栓・血腫(ヘマトーマ)・血清腫(セローマ)
- 組織壊死・フラップ不全
- 瘢痕形成
回復期間
個人差はありますが、多くの患者は手術後4〜6週間で仕事や日常生活に復帰できます。最終的な結果が安定して見えるまでには数か月かかることがあります。
長期的な成果
DIEPフラップ再建は自然な見た目の乳房再建を実現し、患者の満足度は高いです。長期的には高い審美性と持続的な結果が期待できます。
