回腸にできる先天性の突出部(メックル憩室)とは?

メックル憩室とは

回腸にできる先天性の突出部は「メックル憩室(Meckel's diverticulum)」と呼ばれます。これは、胎児期に卵黄嚢とつながっていた臍腸管(omphalomesenteric duct)が完全に閉鎖しないことにより生じる先天性奇形です。

発生位置と頻度

メックル憩室は通常、回腸の抗腸間膜側縁に、回盲弁から約60cm(約2フィート)上方に形成されます。比較的頻繁に見られる先天性異常です。

症状と合併症

多くの場合無症状ですが、以下のような合併症を起こすことがあります。

  • 腹痛
  • 腸閉塞
  • 出血(特に消化管出血)
  • 炎症(憩室炎)

治療

症状や合併症が出た場合は外科的に憩室を切除する手術が行われます。無症状のまま経過観察することもあります。

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