胆嚢摘出手術の主な合併症と対策

胆嚢摘出術(胆嚢切除)は、胆石や胆嚢炎など胆嚢に起因する激しい痛みや感染がある場合に推奨されます。手術は、小さな切開で行う腹腔鏡下手術と、より大きな切開が必要な開腹手術の2種類があります。どの手術でも合併症のリスクがあるため、手術前にリスクを正しく理解しておくことが重要です。

出血

  • 手術中に胆嚢へ血液を供給する嚢胞動脈などの血管が損傷すると、内部出血が起こります。軽度の場合は自然に止血しますが、血腫や貧血などの症状が現れたら速やかに医師に相談してください。

創部感染

  • 体内に器具を挿入し、臓器を空気にさらすことで感染リスクが高まります。そのため、手術中は静脈内抗生物質が投与され、術後も必要に応じて抗生物質が処方されます。赤み、腫れ、発熱、膿が見られる場合は感染のサインです。

胆管損傷

  • 手術器具が胆管を傷つけると、胆汁漏れが起こり、腹腔内に胆汁がたまります。呼吸困難や激しい腹痛などの症状が出たら、すぐに医療機関を受診してください。

慢性下痢

  • 胆嚢がなくなると、胆汁が直接小腸へ流れやすくなり、下痢様の症状が続くことがあります。症状が続く場合は、医師が下痢止めや胆汁酸結合薬などで対処します。

その他の合併症

  • 肺炎や心血管系のトラブルも報告されています。以下のような症状が出たら、速やかに診察を受けましょう:体温101°F(約38.3℃)以上の発熱、腹部膨満、数日続く嘔吐・吐き気、悪寒、呼吸困難、膿の排出、食事が摂取できないなど。

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