膵嚢胞に対して行われる手術はどのようなものですか?
膵嚢胞とは
膵嚢胞は、膵液が漏れ出すことで膵臓の近くに形成される、液体で満たされた袋状の構造です。治療としては、嚢胞と腸管をつなげて排液できるようにする手術が行われます。
症状
- 背中に放散する腹痛
- 吐き気や嘔吐
- 膵臓付近に触知できる腫瘤
原因
- 多くは原因不明ですが、遺伝性疾患であるフォン・ヒッペル・リンドウ病と関連することがあります。
- 膵炎の発作後に発生することもあります。
手術方法
膵嚢胞の部位に応じて、主に以下の3種類の手術が選択されます。
- 膵胃瘻(シスト・ガストロストミー)
- 膵空腸瘻(シスト・ジジュノストミー)
- 膵十二指腸瘻(シスト・デュオデノストミー)
膵胃瘻(シスト・ガストロストミー)
膵体部や尾部にある嚢胞に対し、嚢胞と胃の背壁をつなげて、膵液を胃内に排出させます。
膵空腸瘻(シスト・ジジュノストミー)
膵体部や尾部の嚢胞を小腸(空腸)に接続し、膵液を腸管へ流す手術です。
膵十二指腸瘻(シスト・デュオデノストミー)
膵頭部にできた嚢胞を十二指腸に接続し、膵液を直接腸へ排出させます。
