前立腺手術後に改善できることはあるのか?

体力の回復

手術後は無理なく徐々に体力を取り戻すことが重要です。急激に負荷をかけると、再出血や傷の悪化につながります。まずは1時間ごとに約10分間の散歩から始め、徐々に距離と時間を伸ばします。フロリダ病院の外科医は、術後1週間で歩行距離を増やし、6週目までに1日3マイル(約5km)以上歩くことを目標にしています。屋外でのウォーキングを優先し、トレッドミルなどの機械は最初は避けましょう。

排尿機能の回復

泌尿器科医ウィリアム・カタロナ博士によると、前立腺手術後は一時的に失禁が起こりやすく、カテーテル除去後に自宅でのトレーニングが始まります。完全なコントロール回復には6か月から18か月かかることがあります。

失禁は手術を受ける男性にとって最大の不安要素です。術後18か月以内に改善が見られない場合、永久的な失禁になるリスクがあります。年齢が高いほど、術後の長期失禁の可能性が高まります。また、手術前に失禁歴がある場合も同様です。若年で術前に問題がなければ、長期的に保護具が不要になる可能性が高いです。

性機能の回復

根治的前立腺摘除術(ラジカル前立腺全摘)後は、勃起機能が低下することがあります。これは手術中に前立腺両側の神経が損傷または切除されるためです。多くの外科医は可能な限り神経温存手術を行い、片側または両側の神経を残すことで術後の勃起回復を期待します。神経が残っていれば、数週間から数か月で勃起が再び得られることがあります。

もし両側の神経が不可避で切除された場合でも、サマディ医師(Mount Sinai医学部)は脚の神経を移植する技術を用いています。移植された神経が再び機能を取り戻すまで時間はかかりますが、最終的に勃起が可能になるケースが報告されています。

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