脊椎穿刺(腰椎穿刺)の副作用と対策
検査の概要
脊椎タップ(腰椎穿刺)は、医師が局所麻酔を行ったうえで、針とシリンジを用いて脊髄液を採取し、感染症(髄膜炎)や多発性硬化症、特定のがん、出血性脳卒中などの診断に利用する医療手技です。
一般的な副作用
検査後10〜20%の患者で、脊髄液の圧力変化に伴う頭痛が起こります。頭痛は数時間から数日続くことがあります。
手技中や直後に疼痛を感じることがあり、検査後24時間程度は背部の違和感や倦怠感が続くことがあります。
出血と感染
稀に針刺し部位から脊髄液中に出血が起こり、止血が難しい場合があります。
さらにまれに、針刺入部位の細菌感染が生じ、発赤、刺激感、発熱を伴うことがあります。
神経損傷等のリスク
針の挿入時に脊髄周囲の神経が損傷し、疼痛や感覚麻痺が起こることがあります。
頭蓋内圧が上昇している患者では、稀に脳損傷が起こるリスクがあります。
検査後の注意点
検査後1日は激しい運動を避け、約2.5リットル(約2.5クォート)の水分を摂取して炎症を抑えます。
頭痛がある場合は、横になって安静にし、カフェイン入りの飲料(コーヒーや紅茶)を少量摂ると症状緩和に役立ちます。
