フィブリンシースの除去方法

方法

長期間カテーテルを使用すると、カテーテルの周囲にフィブリンシースと呼ばれる細胞の堆積が形成されます。これが細菌の増殖や感染症の原因になることがあります。除去方法は患者の状態により選択されますが、カテーテルだけを抜く方法は失敗が多く、透析スケジュールの乱れや追加費用が生じます。

リスクが比較的低く、成功率の高い方法として「スネア法」と「エレクトロポレーション法」の2つがあります。

エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは、細胞に一定の強度の電パルスを与えて細胞膜を一時的に透過性にする技術です。パルスが短時間で終了すれば細胞は回復しますが、適切なパルス数と強度で処理すれば細胞は破壊されます。

さらに熱効果を併用すると、細胞だけでなく組織全体が破壊されます。可逆的または不可逆的エレクトロポレーションを選択し、熱効果を加えることで、フィブリンシースを安全に除去できます。

内部スネア

0.089 mm のニチノール製ワイヤーをループ状に形成し、カテーテルを通して体内に挿入します。カテーテルのルーメンからワイヤーが抜けると、スネアが開きフィブリンシースを機械的に切断し、破片として取り除きます。

この手法は回復時間や麻酔が不要で、成功率が高いと報告されています。米国国立生物工学情報センター(NCBI)のデータによれば、合併症はほとんど報告されておらず、侵襲性も最小限です。費用面でも安価であるため、必要な患者が手軽に受けられます。

外科手術 - 関連記事