シンチグラフィー(ガンマ)カメラとは何か
シンチグラフィー(ガンマ)カメラは、放射性同位体が放出するガンマ線を検出し、体内の放射性分布を画像化する装置です。医療分野で広く利用され、甲状腺機能の評価や脾臓の状態、人工臓器の機能確認などに活用されています。
撮影手順
患者に少量の放射性薬剤を注射し、体内で一定時間分布させます。その後、カメラを患者の体表面に沿って移動させ、対象部位の画像を複数枚取得します。
光の捕捉
カメラのヘッドには大型のナトリウムヨウ化物結晶板が装備されており、ガンマ光子が結晶に衝突すると可視光が放出されます。
信号変換
放出された可視光は光電子増倍管(フォトマルチプライヤー)で検出され、光子数に応じた電気信号に変換されます。この信号はコンピュータに送られ、画像として再構成されます。光の強さと位置は、体内でのガンマ線の分布を示します。
主な用途
シンチグラフィーは、甲状腺シンチグラフィーで甲状腺の機能や構造を評価したり、脾臓シンチグラフィーで脾臓の状態を確認したりする際に使用されます。また、心臓ペースメーカーや人工関節など、最近移植された人工臓器の機能評価にも利用されます。
