手術室の燻蒸手順とは?
準備
1. 手術室を閉鎖する:手術室を病院の他エリアと完全に隔離し、燻蒸剤の拡散を防ぎます。
2. 機器・備品の除去:手術器具、ドレープ、ガウンなど、燻蒸剤の影響を受けやすい不要な物品をすべて取り除きます。
3. 扉・窓の密閉:すべての扉と窓をテープやビニールシートでしっかり封じ、密閉状態を作ります。
4. 燻蒸剤の配置:製造元の指示に従い、ホルムアルデヒドや過酸化水素などの必要量を所定の位置に設置します。
燻蒸
5. 燻蒸開始:燻蒸装置を作動させ、使用する薬剤の取扱説明書に従って手順を実行します。
6. 手術室から退室:燻蒸が開始されたら、全員が手術室を離れ、完了まで待機します。
換気(エアレーション)
7. 待機時間:薬剤が効果を発揮するため、メーカー推奨の数時間(通常は数時間)待ちます。
8. 機器の停止:待機時間後、空調システムなどの機器をすべてオフにします。
9. 扉・窓を開放:換気を促すため、全ての扉と窓を開けて新鮮な空気を流し込みます。
10. 個人防護具の使用:換気中はマスクや手袋などの適切な防護具を着用し、残留ガスから身を守ります。
11. 安全確認:ガス濃度測定などで有害レベルが残っていないことを確認します。
清掃・仕上げ
12. 脱毒手順:必要に応じて、製造元の指示に従い残留燻蒸剤を中和する脱毒処理を行います。
13. 徹底的な清掃・消毒:表面、機器、換気システムを含め、手術室全体を洗浄・消毒し、薬剤の痕跡を除去します。
14. 安全テスト:患者ケアが再開できることを確認するため、必要な安全試験を実施します。
15. 再使用の承認:安全管理者または適切な権限者が安全と判断した時点で、手術室への再入室を許可します。
以上の手順と安全対策を厳守することで、手術室の効果的な燻蒸と作業者・患者の安全が確保できます。
