ストーマ(人工開口)とは何か

怪我や病気で通常の機能が妨げられると、医師は体内の通路を外部へ開く手術を行い、ストーマ(人工開口)を作ります。ストーマは空気や栄養の導入、廃棄物の排出などに使用され、手術は一時的なものから長期的なものまであります。米国では約100万人がストーマを持ち、毎年7万5千件から10万件のストーマ手術が行われています。

タイプ

  • 気管切開(トラケオストミー):口や鼻ではなく気管から空気を取り入れる開口。
  • 胃瘻(ガストロストミー):液体栄養を直接胃に注入するための開口。
  • 空腸瘻(ジュジュノストミー):小腸の空腸部を通じて栄養を供給する開口。
  • 回腸瘻(イレオストミー):小腸の最終部である回腸から糞便を排出する開口。
  • 結腸瘻(コロストミー):大腸(結腸)から糞便を外部へ導く開口。
  • 尿路瘻(ウロストミー):膀胱を代替、または尿管を外部の尿収集装置へつなぐ開口。

原因

事故や疾患により身体機能が失われると、ストーマが必要になります。食道がんやアカラシア、外傷で嚥下ができなくなった場合は胃瘻や空腸瘻が行われます。鼻や口の閉塞がある場合は気管切開が選択され、人工呼吸器の排気を肺に導くこともあります。また、腸の切除で排泄が困難になると、糞便や尿を外部に集めるためにストーマが作られます。

栄養管理

嚥下できない患者は、経皮的内視鏡的空腸瘻(PEJ)や経皮的内視鏡的胃瘻(PEG)を利用して液体栄養を供給します。栄養補助は重力バッグやカテーテル付きシリンジで定期的に注入し、ストーマ周囲は専用の装置で保護します。使用しないときは衣服で隠すことが可能です。

排泄管理

結腸瘻、回腸瘻、尿路瘻の患者は、排泄機能のコントロールが失われます。専用の収集バッグと保護シールドで皮膚を守りながら、糞便や尿を安全に集めます。バッグは衣服の下に装着でき、においを抑えるためにしっかり固定し、定期的に交換します。

ケア

米国ストーマ協会は「シャワーや入浴時にポーチングシステムを外すかそのままにしても構いません。空気や石鹸水に触れてもストーマ自体は傷つきません」と述べています。ストーマは赤く湿った組織で、特別な処置は不要です。基本的な衛生管理を行い、必要な用品は医療用品店やオンラインで入手できます。

期間

ストーマは一時的な回路として設置され、基礎疾患が回復すれば手術で元に戻すことができます。永続的に使用する場合は、生涯にわたってストーマケアが必要となります。

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