超音波検査とは何か
人体内部を非侵襲的に観察できる技術として、超音波検査(エコー検査)は高周波音波を利用し、筋肉や臓器などを映し出します。これにより医師は体を傷つけることなく内部をチェックできます。
特徴
超音波装置はコンピュータと手持ちのプローブから構成されます。プローブが超音波を体内に送り、反射した波を受信してコンピュータが画像化します。検査時には皮膚にジェルを塗布し、空気による干渉を防ぎ、より鮮明な映像を得ます。
機能
検査技師はコンピュータ上で使用する超音波の周波数を調整します。周波数は対象組織に応じて選択され、ジェルを通して体内へ伝わります。組織に当たった波は反射し、プローブが受信した信号をコンピュータが距離情報に変換し、白黒画像として表示します。
種類
- Aモード:単一点の反射強度を表示する最もシンプルな方式。腫瘍などの評価に使用されます。
- Bモード:2次元画像を生成し、深さごとに灰度を変えて内部構造を可視化します。
- Mモード:連続的に超音波を送信し、心臓などの動きを時間軸で表示します。
- ドップラー法:ドップラー効果を利用し、血流や心臓の動きを3次元に近い形で描出します。
利点
超音波検査は放射線を使用せず、痛みもほとんどありません。そのため腫瘍や病変の早期発見が容易になり、妊娠中の胎児の成長観察にも広く用いられます。母子ともに安全で、詳細な経過記録が残せます。
専門家の見解
使用される周波数は目的により二つの帯域に分かれます。表層や薄い組織は7〜18メガヘルツの高周波で高解像度に映し出されます。一方、深部や密度の高い臓器は1〜6メガヘルツの低周波が用いられ、体内深くまで到達します。
