鍼治療で気管支喘息を和らげる方法
気管支喘息は、気道が炎症と狭窄を起こし、呼吸困難や喘鳴(ぜんめい)を伴う慢性の呼吸器疾患です。米国では毎年約1500万人が罹患しており、アレルギー、運動、精神的ストレスなどが主な誘因とされています。
漢方医学では、肺に痰が滞留し、気の流れが阻害されることが喘息の根本原因と考えられています。したがって、肺を鎮静し痰を除去することが治療の基本となります。
鍼治療の手順
まず、肺を鎮静し痰を除去することが基本です。持続的な咳や肺内の痰が喘息症状を悪化させると考えられます。
主に使用する経穴は、尺沢(LU5)、肺俞(UB13)、風門(UB12)、列缺(LU7)、膻中(REN17)です。
全身の痛みや頭痛がある場合は、大椎(DU14)と腎俞(DU12)を加えます。鼻詰まりや鼻水があるときは、上星(DU23)と迎香(LI20)を加えると効果的です。
各経穴を鎮静させ、約30分間留置します。膻中(REN17)では、胸側に刺激が伝わるまで針を操作します。尺沢(LU5)では、気の流れに逆らう方向に針を刺入します。
肺俞(UB13)と風門(UB12)は2分間鎮静し、同時にカッピング(吸い玉)を行うとさらに効果が高まります。
鍼治療は専門の医師の指導のもとで行い、症状の変化を観察しながら継続的に調整してください。
