ブラックサルブとは何ですか?
ブラックサルブは、アメリカ先住民が皮膚疾患の治療に用いた薬草チンキに由来し、現在は皮膚がんの代替療法として販売されることがあります。
特徴
ブラックサルブは、腐食性のハーブを組み合わせた軟膏で、皮膚やその下の組織から感染やがんを「引き出す」ことを目的としています。主な成分には血根(Bloodroot)、カタバミ(chickweed)、没薬(myrrh)、マシュマロ根(marshmallow root)などがあり、ほとんどの製品に亜鉛塩化物(zinc chloride)も含まれます。
作用機序
ブラックサルブは組織を「焼灼」する腐食性剤で、塗布した部位に硬いかさぶた(エスカー)を形成します。このかさぶたは、熱や化学薬品による火傷と同様の外観を示します。
販売状況
インターネット上で多数のサイトが「自然にがんや皮膚タグ、ほくろを治す」と謳い、ブラックサルブを販売しています。しかし米国では、効果が証明されていないため店頭販売が禁止されており、疑似医薬品(いわゆるインチキ医薬品)と見なされています。
注意点
ブラックサルブは健康な組織も破壊し、取り返しのつかない瘢痕(はんこん)を残す恐れがあります。研究結果は一貫しておらず、使用する場合は医師の診察を受け、慎重に取り扱う必要があります。
別名
ブラックサルブは「ブラックオインメント」「ドローイングサルブ」「エスカルティック」などとも呼ばれます。これらの製品も同様のリスクを伴うため、同じ注意が必要です。
