低酸素血症の兆候と対処法

シアノーゼ

ヘモグロビンが酸素と結合できず、毛細血管内の脱酸素ヘモグロビン濃度が5 g/dLを超えると、爪床、粘膜、皮膚、時には鼻や耳、足先が青く変色します。酸素飽和度が90%未満になるとこの青色が顕著になり、メトヘモグロビンが増加している場合も同様の症状が見られます。

認知障害

脳への酸素供給が不足すると、意識レベルや注意力が低下し、運動失調を起こします。さらに酸素が著しく減少すると脳性低酸素症となり、昏睡や光刺激への反応消失、呼吸不全など重篤な症状が現れます。

消化器症状

低酸素状態では血流が心臓・脳・肺といった重要臓器に優先的に供給され、消化管への血流が減少します。その結果、消化・吸収機能が低下し、食欲不振、吐き気、嘔吐が起こります。

呼吸数増加(過呼吸)

体は酸素欠乏に対抗して呼吸の深さと頻度を上げ、心拍数も上昇させます。これにより酸素供給を増やそうとしますが、持続的に補助酸素が供給されない限り、補償は限界に達します。

低酸素血症の治療

主な治療は酸素療法で、必要に応じて機械的人工呼吸が行われます。血圧、呼吸数、体温、心拍数などのバイタルサインを常時モニタリングし、冷却ブランケットで脳代謝を抑えることもあります。根本原因の除去が再発防止に不可欠です。

呼吸法 - 関連記事