白く粘りのある泡状の痰が出る咳の治し方
家庭療法
白く粘りのある泡状の痰が出る咳には、痰を薄めて刺激を和らげるシンプルな自然療法が第一の防御策です。
- 水分をしっかり摂る。 水やハーブティー、透明なスープ、薄めたフルーツジュースなどで、痰を薄くし、咳で出しやすくします。
- 加湿器を使う。 室内の湿度を30〜50%に保つと、気道の乾燥が抑えられ、痰が緩みやすくなります。
- 蒸気吸入。 温かいシャワーや浴槽、または熱い湯を入れたボウルにタオルをかぶせて吸うと、蒸気が呼吸器に届き、鼻や喉の詰まりが和らぎます。
- 塩水うがい。 1/2小さじの塩を240mlのぬるま湯に溶かし、30秒間うがいを1日2回行うと、喉の痛みが鎮まり余分な痰が除去されます。
- はちみつ。 生はちみつ(1歳以上の子どもと大人)を小さじ1杯、温かい水やお茶に溶かすと、抗菌作用と喉の潤いで症状が緩和します。
- のど飴。 メンソールやベンゾカイン配合の無糖飴は、刺激を軽く麻痺させ一時的に楽になります。
- 刺激物を避ける。 タバコの煙、強い匂い、ほこり、花粉などは咳を悪化させるので、汚染がひどい日は室内にとどまり、空気清浄機を活用しましょう。
市販薬
家庭療法だけでは効果が不十分な場合は、OTC薬で咳や痰のコントロールが可能です。
- 咳止め薬(鎮咳薬)。 デキストロメトルファンなどは咳反射を抑えますが、6歳未満の子どもには使用しないでください。
- 去痰薬。 グアイフェネシンは痰を薄くし、咳で排出しやすくします。痰が多い咳に適しています。
- コンビネーション製剤。 鎮咳成分と去痰成分が一緒になった製品は、刺激が強く痰も多い咳に便利です。
処方薬
長引く、または重症の咳は医師の診断と処方が必要です。
- コードイン。 強力な鎮咳薬で成人に処方されますが、18歳未満への使用は禁忌で、依存性のリスクがあります。
- モルヒネ。 咳止めとしてはまれに使用され、医療機関での難治性ケースに限定されます。
- 高用量グアイフェネシン。 処方用の高用量は痰をさらに緩めます。
- 抗生物質。 肺炎や細菌性急性気管支炎など、細菌感染が確認された場合にのみ使用します。
受診すべきタイミング
次のいずれかに該当する場合は、早めに医療機関を受診してください。
- 家庭療法や市販薬で改善しない、激しい咳が続く。
- 発熱、寒気、息切れ、胸痛を伴う。
- 咳が2週間以上続く。
- 血痰や色が濃い痰が出る。
- 声がかすれる、嗄声が続く。
- 嚥下困難や窒息感がある。
- 喘鳴(ぜんめい)やヒューヒュー音が聞こえる。
- 著しい倦怠感や原因不明の体重減少がある。
症状が細菌感染や基礎疾患を示唆する場合は、必ず医師の指示を仰ぎましょう。
