血液中に空気が入るとどうなるか

空気塞栓症とは

血液中に空気が混入すること(空気塞栓症)は、血管が詰まり重要な臓器への酸素供給が阻害される危険な状態です。症状は軽度から致命的まで様々で、迅速な医療処置が必要です。

空気が血流に入る経路

医療処置(点滴、手術)や外傷(胸部・頸部の外傷)などで血管内に空気が注入され、気泡が血流に乗ります。

主な影響と症状

  1. 血管の閉塞:気泡が血管を塞ぎ、脳、心臓、肺などの重要臓器への血流が遮断されます。
  2. 酸素供給の低下:血流が止まると組織が酸欠状態となり、損傷や機能不全を引き起こします。
  3. 心臓・脳への障害:心臓内でエアロックが起きると不整脈や心停止、脳へは意識障害、痙攣、失神などが現れます。
  4. 肺塞栓:気泡が肺動脈に達すると呼吸困難、胸痛、血中酸素低下を伴う肺塞栓症になります。
  5. 全身性空気塞栓:重症例では全身循環に広がり、多臓器不全や心血管崩壊、死亡に至ります。

緊急時の対応

空気塞栓が疑われたら直ちに医療機関へ搬送し、酸素投与、輸液、薬剤投与、必要に応じて中心静脈カテーテルによる気泡除去などの特殊手技が行われます。

呼吸法 - 関連記事