一回換気量と肺活量:肺機能の基礎を学ぶ

肺容量の主な指標

1. 一回換気量(TV)

安静時の呼吸で1回に吸入・呼出しされる空気量。健康な成人ではおおむね500〜800 mLです。

2. 肺活量(VC)

最大吸気後にできるだけ強く呼気したときの総空気量。TVに加えて、吸気予備量や呼気予備量を含みます。肺サイズ、呼吸筋の強さ、胸壁の柔軟性などで変わり、健康者では3,500〜5,000 mL程度です。

3. 吸気予備量(IRV)

通常の呼吸での一回換気量を超えて吸い込める追加空気量。深呼吸時に利用され、3,000〜3,500 mLが目安です。

4. 呼気予備量(ERV)

通常の呼気後にさらに呼気できる空気量。呼吸の深さや速度を調整する際に使われ、1,000〜1,200 mL程度です。

5. 残気量(RV)

最大呼気後にも肺に残る空気量。自力で排出できず、肺が虚脱しないように必須です。1,000〜1,200 mLが一般的です。

6. 全肺容量(TLC)

肺が最大限に膨らんだときに保持できる総空気量。TV、IRV、ERV、RV をすべて合わせた値で、健康な成人では5,000〜6,000 mLです。

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