デトックスの標準的なプロセス

概要

デトックス(detox)は、体内の有害物質や潜在的に有害な化学物質を除去するプロセスです。一般的には薬物やアルコール依存からの解毒を指します。デトックスの基本は対象となる物質を摂取しないことですが、重度の依存症の場合は医療的支援や処方薬が必要になることがあります。

医療支援

アルコール、ヘロイン、ベンゾジアゼピン系鎮静剤などの急性依存症からのデトックスは、命に関わる危険が伴うため、専門の医療機関での管理下で行う必要があります。比較的軽度の物質についても、徐々に減薬するための医療的サポートが提供されます。

離脱(Withdrawal)

離脱は、体が依存していた物質を抜いた際に起こる身体的・心理的な反応です。依存物質の作用と逆の症状が現れ、最も苦痛を伴う段階とされています。離脱症状は直ちに現れるものもあれば、デトックス後数か月・数年後に出てくるものもあります。

身体的症状

  • 発汗、吐き気、嘔吐、睡眠障害、落ち着きのなさ、筋肉の震え、咳、頭痛、発熱、食欲不振・過食、筋肉・腹部の痛み、倦怠感、虚弱など。
  • アルコールやオピエート、ベンゾジアゼピンの離脱では、脳卒中、心筋梗塞、痙攣、幻覚、せん妄(DTs)といった重篤な合併症が起こることがあります。

心理的症状

  • イライラ、不安、抑うつ、集中力低下、薬物への執着、偏執的思考、記憶障害、思考の混乱、快楽減退(アヘドニア)、衝動性、気分の変動など。

期間(Time Frame)

物質ごとの体内残留時間と依存の程度により、デトックスに要する期間は異なります。例えば、マリファナの主成分THCは脂肪細胞に蓄積され、完全に排除されるまで6か月以上かかることがあります。一方、水溶性の薬物は1〜2日で体外に排出されます。ただし、デトックス完了後も離脱症状が数年にわたって続くことがあります。

治療・予防

デトックス後も継続的な治療や予防的カウンセリングが重要です。薬物依存治療プログラムや、アルコール依存症者のためのAA(アルコホーリクス・アノニマス)などの支援団体が利用できます。

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