関節炎に対する猫爪(カトゥサ)の効果と注意点

猫爪(カトゥサ)は、関節炎の炎症や痛みを和らげる可能性があるハーブとして注目されています。関節リウマチや変形性関節症の患者が使用するケースが増えていますが、摂取方法や副作用について正しい知識が必要です。

歴史

猫爪は主にアマゾン熱帯雨林や中南米の熱帯地域に自生するつる植物です。茎にあるカーブした爪状のとげから「猫爪」という名前が付けられました。幹や根が薬用部位とされ、米国メリーランド大学医学センターの資料によれば、最大30メートルに達することもあるこのつるの根や樹皮が利用されます。収穫時期によって有効成分の量が変わるため、効果のばらつきが生じることがあります。

治療法

関節炎に対しては、猫爪をカプセル、液体、ティーなどの形で内部摂取する方法が一般的です。たとえば、変形性関節症の成人がカプセル形態で使用する場合、1日あたり約100 mgが目安とされています。科学的エビデンスは限られていますが、抗炎症成分が関節の腫れや痛みを軽減する可能性があります。2002年のJournal of Rheumatologyの研究では、40名のリウマチ患者に猫爪を投与した結果、関節腫脹と疼痛が有意に減少したと報告されています。

有効成分

猫爪は学名が複数あり、主にUncaria tomentosa(ウンクアリア・トメントサ)を使用すべきです。関節炎に対する製品では、同種以外のAcacia greggiは高い毒性を持つため避けるよう、米国関節炎財団が警告しています。なお、免疫系への影響はあるものの、リウマチの進行を止める効果は期待できないとメリーランド大学医学センターは指摘しています。

副作用

猫爪はめまい、吐き気、下痢などの副作用を引き起こすことがあります。また、血液凝固抑制薬や非ステロイド性抗炎症薬(例:イブプロフェン、ナプロキセン)と相互作用する可能性があります。妊娠中・授乳中の女性、自己免疫疾患を持つ人、免疫抑制薬を使用している人は使用を控えるべきです。

その他の用途

インカ文明の時代から、猫爪の樹皮や根は関節炎だけでなく、胃潰瘍、発熱、炎症全般の治療に利用されてきました。免疫機能のサポートや抗酸化作用があるとされ、現代でもサプリメントとして販売されていますが、医師の指導のもとでの使用が推奨されます。

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