ユーカリの葉の摂取とその影響

ユーカリ油とその用途

ユーカリ・グローバルス(ブルーガム)はカリフォルニア州などでよく植えられる観賞樹です。葉にはユーカリ油が含まれ、喘息や喉の痛み、鼻づまりの緩和に用いられます。また、皮膚に塗布して蚊を寄せ付けない効果もあります。ただし、過剰に摂取すると致命的になることがあります。

風邪薬への利用

ユーカリ油は去痰・血管拡張作用があるため、風邪薬の成分として使用されます。米国国立衛生研究所(NIH)によると、市販のデコンジット剤としてOTCで販売され、上部呼吸器の炎症を抑える効果があります。製品形態は吸入スプレーや、喉の痛みを和らげるロゼンジ(錠剤)などがあります。

食品への利用

葉を蒸すことでユーカリ油を抽出でき、主成分はシネオール(ユーカリプトール)です。シネオールは香料として利用され、適量であれば人が摂取しても安全とされています。食品添加基準は種類により異なり、アルコール飲料は1 ppm、キャンディは150 ppmまで認められています。

ユーカリティーの作り方と注意点

ユーカリティーは葉を使った抗菌・消毒効果のある飲み物です。メリーランド大学の研究によれば、成人はカップ1杯(約240 ml)の水に対しユーカリ葉小さじ半分(約2.5 g)を入れ、15分程度浸出させて飲むことができます。子どもは過量摂取のリスクが高いため、絶対に飲ませてはいけません。

過剰摂取時の症状

ユーカリ油の中毒症状は呼吸が速く浅くなる、平衡感覚の喪失・全身の脱力、心拍数の増加と弱さ、吐き気・嘔吐などです。嘔吐は医師の指示がない限り自分で行わないでください。重篤な場合は速やかに医療機関を受診する必要があります。

摂取後の影響と回復期間

めまいや眠気といった副作用があるため、ユーカリ葉を摂取した直後は自動車の運転や機械の操作を避けるべきです。中毒から回復した場合、通常は2日以内に症状が改善します。

ハーブ療法 - 関連記事