鼻のたん(鼻漏)に効果的なハーブとエッセンシャルオイル
ハーブやエッセンシャルオイルは、伝統的・現代的ハーバリズムで鼻のたん(鼻漏)を緩和するために用いられます。代表的なものにエルダー、ユーカリオイル、アイブライト、ゴールデンシール、ペパーミントがあります。鼻漏は感染やアレルギーによる鼻づまりが原因となりますが、原因に応じて効果的なハーブは異なるため、選択時に注意が必要です。
エルダー(Sambucus nigra)
エルダーは樹皮、葉、花、ベリーが薬用に利用される低木です。花は風邪による痰を減らし、花粉症の症状緩和にも用いられます。研究では副鼻腔の過剰な粘液を抑える可能性が示唆されています。エルダーはティーやアルコール抽出のチンキとして摂取できます。
ユーカリオイル(Eucalyptus globulus)
ユーカリオイルはユーカリの樹脂から得られる精油で、抗菌・抗菌作用が知られています。去痰や鼻づまりを緩和する可能性がありますが、現時点で十分なエビデンスはありません。鼻漏が感染性の場合、熱湯に数滴垂らして蒸気を吸入するか、オリーブオイルに5滴混ぜて胸にマッサージすると効果が期待できます。
アイブライト(Euphrasia officinalis)
アイブライトは英国原産のハーブで、もともと目の疾患に用いられましたが、痰の減少作用もあります。チンキ、ティー、カプセルで摂取でき、エルダーやゴールデンシールと組み合わせると相乗効果が期待できます。
ゴールデンシール(Hydrastis canadensis)
ゴールデンシールは北米先住民が利用したハーブで、全身の粘液分泌と粘膜炎症を抑えるとされています。風邪や上気道感染の際はエキナセアと併用し、免疫を短期間で高めます。摂取形態はティー、チンキ、カプセル、錠剤があります。
ペパーミント(Mentha × piperita)
ペパーミントは料理用ハーブとしても知られ、メンソールが含まれます。メンソールは市販の胸部用軟膏やのど飴の主成分です。精油を熱湯に数滴垂らして蒸気を吸入すれば鼻づまりが緩和されます。精油はカプセルや液体製剤でも販売されていますが、少量にとどめましょう。妊娠・授乳中の方は医師に相談してください。
ハーブを使用する前に、特に持病がある場合や妊娠中・授乳中は医療専門家に相談することが重要です。
