カヴァ(Kava Kava)の自然な不安緩和法
薬理
カヴァ(学名:Piper methysticum)は、カヴァラクトンと呼ばれる12種以上の成分を含み、抗不安作用を示します。2003年に実施された二重盲検臨床試験では、一般化不安障害(GAD)患者129名にカヴァ抽出物を投与した結果、治療群の75%が不安症状の顕著な改善を示しました。研究者は、カヴァがバスピロンやオピプラモルと同等の効果を持つと結論付けています。
調製と用量
生のカヴァ根を噛むと不安が軽減しますが、舌がしびれることがあります。カヴァ抽出物はカヴァラクトン含有量30〜70%に標準化され、1回45〜70mgの液体抽出物を1日3回、最大150〜300mgまで摂取することが推奨されています(『ハーブ医学デスクリファレンス』)。ドイツでは、医薬品としてWS 1490やLI 150といった抽出物が承認されています。米国では、健康食品店や一部薬局でカプセルや錠剤が販売されています。
粉末根1杯(約1 tbsp)を水1カップに溶かして飲む方法もありますが、苦味があります。そのため、果汁、豆乳、ココナッツミルクなどで割る人が多いです。
乾燥根2〜4gを水で15〜30分煮出すデコクションでも飲めます。熱いままでも冷やしてもよく、好みで甘味料を加えても構いません。
いずれの形態でも、効果が現れるまでに2〜4週間かかることがあります。
注意事項
長期使用に伴う肝障害のリスクが指摘されています。米国食品医薬品局(FDA)やカナダ保健機関は、肝臓疾患のリスクについて警告を出していますが、リスクがハーブ自体か、使用方法の問題か、既存の健康状態かは明確ではありません。レクリエーション目的での使用は避け、肝疾患やアルコール依存の既往がある方は摂取しないでください。
抗精神病薬や抗痙攣薬など、一部の医薬品と相互作用する可能性があります。医師の指導なしに服用しないこと、妊娠・授乳中や小児への使用は推奨されません。
英国やオーストラリアなど、一部の国では流通が規制されており、オランダ、スイス、フランスでもカヴァ製品は現在禁止されています。
