ブラックコホッシュは何に役立つのか?

歴史

ブラックコホッシュは北米先住民の医学で幅広い健康問題に使用されました。婦人科系の症状、授乳促進、倦怠感、腎臓疾患、マラリア、リウマチ、風邪や咳の症状などに利用されました。19世紀のアメリカでも同様に、リウマチや発熱の治療、利尿剤、月経の調整などに広く使われました。

植物の概要

ブラックコホッシュはキンポウゲ科に属する根茎植物で、北米原産です。別名はブラックスネークルート、マクロティス、スクァールート、バグワート、ラトラーロート、ラトルウィードなどがあります。ブルーコホッシュとは異なり、心血管系への悪影響は報告されていません。主に根のチンキや錠剤(商品名:Remifemin)として市販されています。

更年期症状への効果

ホットフラッシュ、ナイトスウェット、膣の乾燥といった更年期症状を軽減する効果については、研究結果がまちまちです。米国国立補完代替医療センター(NCCIH)は、1年間の大規模試験を実施中です。現時点でも多くの更年期女性が症状緩和のために使用していますが、効果は個人差があります。

陣痛促進への使用

一部の助産師は、ブルーコホッシュと組み合わせて陣痛促進に利用しています。しかし、新生児に副作用が見られた例や、母体の心臓障害・胎児の神経障害が報告されています。安全性は確立されておらず、流産リスクもあるため、慎重に扱う必要があります。

注意事項・副作用

肝機能障害のある人は使用を避けるべきです。肝不全例が報告されていますが、因果関係は不明です。胃部不快感や頭痛といった軽度の副作用は比較的多く見られます。エストロゲン様作用の有無は未確定で、長期使用は推奨されません。妊娠中の使用や乳がん既往歴のある人は、医師の指導がない限り使用しないでください。

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