閉経症状に安全に使えるハーブ
ハーブ療法は何世紀にもわたり閉経やその他の症状の緩和に利用されてきましたが、効果や安全性を裏付ける科学的研究はまだ限られています。ハーブはFDAの医薬品としては規制されず、サプリメントとして販売されるため、効能に関する表示は必ずしも明示されていません。その一方で、実際に症状が改善したという体験談は多数報告されています。本稿では、そうしたハーブの中でも特に注目されるものと、選び方のポイントを紹介します。
まずは自分で調べる
シェリ・リーバーマン著『Get Off the Menopause Roller Coaster』では、科学的根拠がなくても長年使われてきたハーブ療法が無意味だとは言えないと指摘しています(参考文献: p.105)。しかし、使用を始める前に以下の点を確認しましょう。
- 専門家の意見や最新の研究をチェックし、安全性に関する情報(リコールや副作用報告)がないか調べます。
- 購入は少量から。数週間程度で効果や体調の変化を日記に記録し、体に合わないと感じたら中止します。
- 信頼できるメーカー(例: Garden Medicinals)では、アレルギーや過剰摂取に注意するよう助言しています。
閉経症状に最も人気のあるハーブ
- フラックスシード(亜麻仁):メイヨークリニックの小規模研究(29名)で、1日40gの摂取により6週間でホットフラッシュが50%減少したと報告されています。
- ブラックコホシュ:ヨーロッパで広く使用されており、安全性に大きな問題は報告されていませんが、効果を示す明確なエビデンスは不足しています。
- セントジョーンズワート:うつ症状に有効とされ、2006年の産婦人科誌(Obstetrics & Gynecology)では、ブラックコホシュと併用することで閉経期の抑うつが改善した例が紹介されています。
その他の自然療法
ハーブ以外にも、植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)を含む食品が症状緩和に役立つ可能性があります。大豆やひよこ豆、その他の豆類に含まれるイソフラボンや、リグナンはフラックスシードや全粒穀物、果物、野菜にも含まれます。
臨床的なエビデンスは限定的ですが、フィトエストロゲンを多く摂取するアジア女性は、閉経症状が軽く、心血管疾患や骨粗鬆症のリスクも低いと報告されています。
