イグナティア・アマラ(Ignatia amara)とは何か?
イグナティア・アマラとは
イグナティア・アマラは、ロガニア科に属する開花樹です。その名称は、17世紀の司祭でフィリピン原産のこの植物を西洋に紹介したイグナティウス・ロヨラ聖人に由来します。彼はイグナティア・アマラを自然の鎮静剤として広めました。
植物の概要
- 学名: Ignatia amara
- 科: ロガニア科(Loganiaceae)
- 原産地: フィリピン
ホームオパシーでの利用
イグナティア・アマラの実(豆)は、ヒトや動物の患者に対するホームオパシー薬として販売されています。主に以下の症状に用いられると宣伝されています。
- 悲嘆・喪失感
- うつ状態
- 痛風、てんかん、コレラ(※効果は科学的に裏付けられていません)
この植物には、ストリキニンとブルシンというアルカロイドが含まれています。これらはヒトにとって有毒であり、鎮静作用をもたらすとされていますが、同時に安全性への懸念も伴います。
米国食品医薬品局(FDA)の見解
FDAはイグナティア・アマラがホームオパシーの鎮静剤として市場に出回っていることは認識していますが、未承認のホームオパシー製品として安全性や有効性の評価が行われていないとしています。現在、ヒトや動物に対する医学的効果を示す科学的根拠は確認されていません。
オンラインでの入手状況
イグナティア・アマラは複数のホームオパシー販売業者からオンラインで購入可能です。米国国立衛生研究所(NIH)は、同製品が販売されている37のブランド名を把握していますが、いずれのブランドもFDAから安全性や有効性の承認を受けていません。
