アバカビル(Abacavir)とは?

一般名

アバカビル(Abacavir)

商品名

ジアゲン(Ziagen)

概要

アバカビルはヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対抗する抗レトロウイルス薬です。通常、他の抗レトロウイルス薬と併用し、次の目的で使用されます。

  • 成人のHIV-1感染症の治療
  • 母子感染予防(妊娠中の使用)

作用機序

アバカビルは核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)に分類され、ウイルスが体内で増殖する際に必要な逆転写酵素の働きを阻害します。

安全性情報

妊娠・授乳

妊娠初期はカテゴリーCで、胎児へのリスクが示唆されています。第2・第3期はカテゴリーBで、動物実験での有害事象は確認されていません。妊娠中または妊娠を計画している場合は医師に相談してください。

授乳中は母乳に移行しますが、乳児への影響は不明です。授乳を継続するかどうかは医師と相談してください。

小児・成人

小児は生後3か月以上から使用可能です(HIV-1感染症治療のみ)。母子感染予防には承認されていません。成人はHIV-1感染症の治療に使用できますが、母子感染予防には承認されていません。

副作用

一般的な副作用

  • 過敏症反応
  • 乳酸性アシドーシス
  • 肝脂肪沈着
  • 吐き気、嘔吐、下痢
  • 頭痛、倦怠感

重篤な副作用

  • 過敏症(発疹、かゆみ、蕁麻疹、顔・唇・舌・喉の腫れ)
  • 乳酸性アシドーシス(血中乳酸濃度上昇)
  • 肝脂肪沈着(肝臓に脂肪が蓄積)

薬物相互作用

アバカビルは以下の薬剤と相互作用することがあります。

  • アタザナビル
  • ロピナビル/リトナビル
  • リファンピシン
  • ジダノシン
  • エムトリシタビン
  • テノホビルジスプロキシルフマル酸塩
  • ラミブジン
  • ジドブジン

処方薬、一般用医薬品、サプリメント、ハーブなど、現在服用中のすべての薬剤について医師に必ず伝えてください。

過剰摂取

アバカビルの過剰摂取は致命的になる可能性があります。指示された用量を超えて服用した場合は、直ちに救急医療を受けてください。

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