食用級珪藻土とコレステロールへの影響
食用級珪藻土とは
珪藻土は淡水や海水に生息する微小な単細胞藻類「珪藻」の化石化した殻からできています。主成分はシリカ(ケイ酸)で、FDA(米国食品医薬品局)は食用級珪藻土を安全と認めています。産業用や農業用のものとは異なり、食用級は淡水由来のものに限定されます。
シリカの役割
シリカは体内のミネラル吸収や結合組織の形成に関与し、平均で約7 gが体内に存在するとされています。
人間の利用例
食用級珪藻土は、寄生虫の除去、腸内環境の改善(便通調整、下痢・便秘の緩和)、関節炎の緩和、血中の重金属除去、コレステロール低下など、様々な健康効果が期待されています。また、骨や歯、皮膚、髪、爪の強化にも寄与すると考えられています。
コレステロール低下効果の研究
オーストリアのWachterら(2020年)が実施した小規模試験では、血中コレステロールが高い被験者に食用級珪藻土を4週間投与した結果、LDLコレステロールと中性脂肪が減少し、HDLコレステロールが上昇しました。現時点でこの効果を示す報告は1件のみであり、より大規模かつ厳密な臨床試験が求められています。
注意点・リスク
食用級以外の珪藻土(例えば工業用のもの)は、シリカ以外の不純物が含まれる可能性があり、人体や動物に有害となる恐れがあります。使用する際は必ず食用級であることを確認してください。
