神経障害性疼痛に対する自然療法
神経障害性疼痛は、末梢神経や中枢神経の繊維が機能不全または損傷することで生じます。しびれ、焼けるような感覚、刺すような痛み、感覚の喪失などが慢性的に続くことが多く、糖尿病、多発性硬化症、切断後、帯状疱疹などが原因となります。診断と治療は医師が行うべきですが、自然療法や代替医療で症状緩和を図る人も増えています。
自然療法(Naturopathic Medicine)
神経障害性疼痛に対して自然療法を補助的に取り入れようと考える人は少なくありません。米国疼痛財団によると、米国人の約40%が何らかの代替・補完療法を利用しています。自然療法は自然の治癒力に着目し、非毒性で全人的なアプローチにより健康増進と病気予防を目指します。臨床栄養学、植物療法、ホメオパシー、水治療法、鍼灸などが主な手法です。
自然療法医(ND)は、医学部と同等の基礎科学を4年制の大学院レベルで学び、一次医療提供者として活動します。
植物薬(Botanicals)
自然療法医が神経障害性疼痛に推奨することがある植物薬には、カプサイシン(カイエンペッパーの主成分)や、線維筋痛症の緩和に用いられるパッションフラワー茶があります。また、ジュニパー油やセイヨウハッカ油などを用いたマッサージ、ピペル・メティシクム(カヴァカヴァ)の根から抽出したカヴァも、神経伝達物質のバランスを調整し、リラックスと鎮痛効果が期待できます。さらに、抗炎症作用を持つデビルズクロー(ヤマノイモ科の植物)もトニックや一般的な疼痛緩和に利用されます。
豊富なハーブや植物薬の中から、患者さんと自然療法医が協働して最適な治療プランを構築できるでしょう。
注意点(Precautions)
補完療法やサプリメント、ハーブ製剤を始める前に、必ず主治医に相談してください。処方薬との相互作用や副作用が生じる可能性があります。ハーブの副作用については、米国国立医学図書館のリソースをご参照ください。
