ホルモンバランスを整える自然療法
従来は合成ホルモンがホルモンバランスの乱れを是正する標準とされてきましたが、副作用が大きいことが問題です。合成化学物質を体に取り入れたくない女性のために、自然療法でバランスを整える方法があります。ハーブや食事、運動を組み合わせることで、体への負担を抑えながらホルモンレベルを正常に近づけることができます。
アグヌス・カストス(チャステベリー)
古代ローマでは、夫が遠征中に妻の欲求を抑えるために葉をソファに置いたと伝えられていますが、現在は月経不順やホルモンバランスの乱れの改善に利用されています。研究では、アグヌス・カストスが下垂体から黄体形成ホルモン(LH)の分泌を促し、プロゲステロン様の作用をもたらすことが示唆されています。お茶やサプリとして摂取できます。
シミシフガ・ラセモサ(ブラックコホシュ)
適切に調製されたブラックコホシュはエストロゲン様作用を示し、閉経期や月経前症状の緩和に役立つとされています。女性向けのハーブサプリに多く含まれ、ホルモンバランスのサポートとして広く利用されています。
エレウテロコックス・センティコシス(シベリア人参)
シベリア人参は古くから中国で不妊や性欲増進のために用いられ、近年はホルモンバランスの調整や月経・更年期の症状改善にも一定の効果が報告されています。サプリやティーで摂取できます。
食事
ホルモンバランスは食事にも大きく影響します。果物や野菜中心の食事は、ホルモン産生に必要なビタミンやミネラルが豊富です。化学肥料や加工食品の摂取を減らし、オーガニック食材や肉類は控えめにすることで、ホルモンの正常化が期待できます。
運動
運動は男女ともにホルモンバランス改善に効果的です。女性は運動によりエストラジオール(17β-エストラジオール)の産生が促進され、脂肪燃焼やエネルギー向上につながります。閉経期でも継続的な運動でエストラジオールのレベルを維持できます。男性は30分以上の運動でテストステロン分泌が増加し、運動後約4時間は高い状態が続きます。女性でもテストステロンが上がります。
