ADHDに効く自然療法と天然サプリメント
注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、過度の多動性や学習困難を伴う非常に一般的な神経行動障害です。薬物療法には副作用のリスクがあるため、栄養士や自然療法医は、子どもから大人まで幅広く使える天然サプリメントを推奨しています。以下では、特に効果が期待できる3つの天然薬について解説します。
アセチルL-カルニチン(ALC)
アセチルL-カルニチンは刺激性のない安全なアミノ酸で、注意欠如・衝動性・過活動の改善に臨床的に有効とされています。特に「注意欠如型」ADHDの子どもに効果が高いことが多数のヒト研究で示されています。
「Journal of Child and Adolescent Psychopharmacology」に掲載された試験では、副作用がほとんど見られなかったと報告されています。ALCは必須脂肪酸の代謝に関与し、脳機能に不可欠なオメガ3脂肪酸の吸収が促進されることが効果の一因と考えられます。
オメガ3系脂肪酸
米国の食生活はオメガ3脂肪酸が著しく不足しており、主に魚、草飼い牛肉、数種の植物油に含まれます。脳はオメガ3で構成されているため、特に幼児期の急速な脳発達期に不足すると学習障害や気分の問題が生じやすくなります。
近年の研究では、オメガ3サプリメントが学習障害の改善に寄与することが示されています。スウェーデンの研究チームは、ADHDの子どもの約25%(特に注意欠如型)がオメガ3摂取で有意に改善したと報告しています。
ハーブサプリメント
ギンコウビロウと高麗人参は、ADHD関連の学習問題に対して最もよく用いられるハーブです。2001年の大規模研究では、両者を併用した場合、ADHD症状の自然治療として有効である可能性が示されました。
不眠や突発的な過活動といった急性症状には、バレリアンやカモミールなどの鎮静ハーブが有用です。これらは注意力を直接向上させるわけではありませんが、過活動で不安な子どもをリラックスさせる効果があります。
