FDAは結腸洗浄機器を承認していません
インターネットや代替医療の書籍では、結腸洗浄が体内の毒素を除去し健康を促進すると宣伝されていますが、米国食品医薬品局(FDA)は結腸洗浄用機器やシステムを承認していません。FDAが承認しているのは、医療上の必要性がある場合に限られる特定の方法です。
証拠なし、承認なし
米国がん協会は、結腸洗浄ががん治療に役立つとする主張は根拠がないと指摘しています。健康情報監視団体QuackWatchによれば、FDAは結腸洗浄装置をクラスIII医療機器と位置付け、日常的な使用を患者に販売することを認めていません。結腸洗浄装置がFDAの承認を受ける唯一のケースは、バリウムX線検査や内視鏡検査前など、医療機関での診断目的に限られます。
承認された方法
医療上必要とされる結腸洗浄には、PEG(ポリエチレングリコール)電解質溶液が使用されます。代表的な製品はCoLyteなどで、患者は味付けパウダーと有効成分を水に溶かし、4リットルの溶液を数時間かけて飲み切ります。これにより消化管が完全に洗浄されます。
市販の浣腸や下剤も一部は承認されていますが、浣腸は約1リットルの水で直腸を洗浄するだけで結腸全体を清掃するわけではなく、日常的な使用は認められていません。下剤は便秘の緩和に用いられますが、結腸全体の洗浄を目的とした承認はありません。
