ココナッツオイルについて

ココナッツオイルの種類

市販されているココナッツオイルは大きく4種類あります。バージン、精製、加水素化、分画です。バージンオイルは食品やサプリメントに使用されます。精製オイル(コプラ)は、乾燥させたココナッツの果肉を化学処理し、臭いと不純物を除去したものです。加水素化オイルは脂肪酸(例:メチル酸)を加えて脂肪分を高めたもので、バージンオイルより飽和脂肪が多く、ニューヨーク市など一部で使用が制限されています。分画ココナッツオイルは大部分の不純物が除かれ、常温で液体のままです。

バージンココナッツオイルの用途

バージンココナッツオイルは料理、栄養補助、マッサージオイルとして広く利用されています。軽く、肌への浸透が早いため、入浴時に数滴加えたり、ヘアリンスとして使用すれば、肌や髪が柔らかくなります。栄養補助としては、心臓病予防など様々な疾患のリスク低減に役立つとされています。また、外陰部の酵母感染症の緩和に直接塗布することもあります。

使用上の注意

ココナッツオイルは「多く摂れば良い」わけではありません。低脂肪の食品や野菜・果物を中心にバランスの取れた食事が重要です。バージンオイルは一部の料理油やショートニングの代替として低カロリーに利用できますが、「エクストラバージン」などの表示は実質的な違いがなく、業界の規制もありません。サプリメントとして摂取する場合は、必ず医師に相談してください。

バイオ燃料としての可能性

ココナッツオイルは古くから灯油として使われてきました。代替燃料への関心が高まる中、エンジンの潤滑油や燃料としての利用が拡大しています。ディーゼルやガソリンに比べて排出ガスが少ない点が評価されています。フィリピンは世界最大のココナッツオイル生産国で、第二次世界大戦以降、同国の貨物船やソロモン諸島のトラクターなどでココナッツオイル混合燃料が使用されています。熱帯諸島が輸入燃料を減らし、現地での生産に転換する期待が高まっています。

アレルギー症状

稀ですが、ココナッツ製品全般に対してアレルギーを示す人もいます。呼吸困難や、オイルが触れた部位に突然の皮膚炎が現れることがあります。また、下痢や水様性便が続く場合もありますが、通常はオイルの摂取量を減らすと改善します。数週間経っても症状が続く場合は使用を中止し、医師に相談してください。

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