健康と馬のセラピー
北米障害者乗馬協会(North American Riding for the Handicapped Association)の2008年統計によると、ヒッポセラピー(治療的乗馬)や馬を利用した心理療法、その他の治療的馬活動を提供する治療乗馬センターは782か所あり、4万人以上の特別支援が必要な大人と子どもが利用しています。
種類
馬を利用したセラピーは、ヒッポセラピーと馬を利用した心理療法(EAP)に分かれます。ヒッポセラピー(治療的乗馬)は、馬の動きを治療手段として、身体的、認知的、または心理的な課題を抱える子どもや大人に用いられます。EAPは、馬との体験を通じて、深刻な感情問題を抱える人々の情緒的・精神的成長を促します。
考慮すべき点
ヒッポセラピーは、主に自閉症、脳性麻痺、外傷性脳損傷、遺伝性症候群、学習障害などの神経筋骨格系の機能障害を持つ子どもや大人に利用されます。一方、EAPは、行動問題や虐待経験、摂食障害・注意欠陥障害、うつや不安、対人関係やコミュニケーションの課題を抱える情緒的に障害のある子どもや大人に有益です。
重要性
馬の歩幅はリズミカルでありながら変化に富み、健康な人の歩行パターンを模倣しています。セラピストは、障害を持つ患者が馬の動きに対して示す感覚反応を治療戦略として活用します。
焦点
ヒッポセラピーはすべて馬上で行われますが、EAPの焦点は乗馬や馬術そのものではなく、患者が生活に特定のスキルを応用できるよう設計された馬との活動にあります。
事実
米国ヒッポセラピー協会によれば、馬を利用したセラピーの有効性を裏付ける臨床的証拠を示す多数の研究が実施されています。
