治療用超音波の仕組みと最新活用法
超音波(高周波音)は医療を含むさまざまな分野で有用性が実証されています。治療用超音波は0.9〜3MHzの音波を利用し、組織の刺激や出血止止、結石や血栓の破砕、薬剤の局所送達などに応用されます。非侵襲的手法であるため、外科手術を回避できるケースが増えています。
組織修復と治癒
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理学療法士は超音波プローブを患部に当て、関節の痛みを和らげ筋肉を緩めます。周波数を変えることで音波は浅層から深層まで届き、加熱量を調整できます。その結果、治癒が促進され、瘢痕や炎症が軽減され、骨の再生も助けられます。
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内部出血の検出と止血にも超音波が利用されます。従来の超音波画像で出血源を特定し、高強度集束超音波(HIFU)で局所的に高熱を発生させ組織を凝固させます。切開を必要とせず、主要臓器の出血さえも即座に止められる可能性があります。
結石・血栓の破砕
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腎臓結石はサイズや性状に応じて体外衝撃波結石破砕(ESWL)で治療できます。超音波が衝撃波を発生させ、結石を微細な破片に砕き、自然排出を促します。
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深部静脈血栓症(DVT)に対しては、血栓溶解薬と併用し、超音波支援血栓溶解(UAT)を行います。カテーテルを血栓近傍に配置し、高周波音波で血栓を機械的に砕くことで、薬剤の浸透が容易になり、速やかな溶解が期待できます。
薬剤の局所送達
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カリフォルニア大学バークレー校で開発された手法では、超音波ビームが薬剤や造影剤の流れを誘導し、目的部位に集中させます。これにより、投与量を減らしながら効果的に薬剤を届けることが可能です。
