手首腱炎に効果的なマッサージ療法

手首関節が炎症を起こし、痛みや違和感が生じる状態を手首腱炎と呼びます。腱の繰り返し使用が炎症の主な原因で、工場作業員やアスリート、長時間キーボードやマウスを使用する人などが特に罹りやすいです。

治療法

手首腱炎の回復には、まず患部を休めることが不可欠です。痛みの軽減には最短で約3週間の安静が必要で、完全に治すにはさらに数週間かかります。痛みを伴わない範囲で手首を使い、使用しないときは氷で冷やすことで腫れを抑え、腱の修復を促します。

安静期間中にマッサージを取り入れると、血行が改善され回復が早まります。マッサージ師に依頼する場合は、腱炎の治療経験があるか確認し、施術前に症状をしっかり伝えて腫れている腱を的確に刺激してもらいましょう。

セルフマッサージ

自分でマッサージを行うことでも、痛みや炎症の軽減が期待できます。前腕には腱炎の痛みを和らげるトリガーポイントが存在し、特に前腕外側の肘の骨の突起(外側上顆)から少し下がった位置に大きな腱束があります。そのさらに約2〜3cm下に、圧痛が強く感じられるポイントがあり、ここを刺激すると効果的です。

圧迫マッサージの手順

  1. 指先で対象の圧点を探し、軽く触れて痛みがあるか確認します。
  2. 指を前腕の走行方向(肘から手首へ向かう方向)に沿って滑らせるように、摩擦を加えます。上下ではなく横方向に動かすことがポイントです。
  3. 最初は中程度の圧力で行い、軽い不快感が出る程度に調整します。全く痛みが出なければ部位が違う可能性があります。強すぎて耐えられない場合は圧を弱めましょう。
  4. マッサージを1〜2分続け、痛みが和らいだら圧を少し強め、再度1〜2分行います。このサイクルを数回繰り返します。
  5. 最後にその部位を氷で2分間、または感覚がなくなるまで冷やし、炎症を防ぎます。

この方法は1日最大3回まで実施可能です。ただし、痛みが増大したり、違和感が続く場合はすぐに中止し、医師の診察を受けてください。

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