新生児の原始反射とは
原始反射とは
原始反射は、生後間もない赤ちゃんが特定の刺激に対して自動的に示す、無意識的な反応です。環境に適応し、生存に必要な行動を促す役割があります。また、神経系の発達状態を評価する重要な指標でもあります。
主な原始反射
探究反射(Rooting reflex):頬を軽く撫でると、赤ちゃんは刺激の方向に顔を向け、口を開きます。授乳や哺乳瓶の位置を探すための反射です。
吸啜反射(Sucking reflex):口に何かが触れると、自然に吸い始めます。乳やミルクを飲むために不可欠です。
嚥下反射(Swallowing reflex):喉が刺激されると飲み込む動作が起こります。窒息防止と栄養摂取を助けます。
モロー反射(Moro reflex/驚愕反射):突然の音や揺れで驚くと、腕と脚を伸ばした後に抱き寄せるように引き寄せます。危険から身を守る原始的な防御反応です。
掌握反射(Palmar grasp reflex):手のひらに物が触れると、強く握ります。物を保持し、後の握力発達につながります。
踏み反射(Stepping reflex):足が床に触れた状態で支えられると、歩行動作のように足を交互に動かします。歩行の準備段階です。
頸部トニック反射(Tonic neck reflex):頭を横に向けると、同側の手足が伸び、反対側が屈曲します。体のバランス感覚を養う役割があります。
反射の消失時期
これらの原始反射は、生後約4〜6か月で徐々に消失し、代わりに成熟した運動機能が現れます。ただし、個人差があり、一部の反射はそれ以上長く残ることもあります。
