ブラウン・リクルーズ・スパイダー(茶色の隠れクモ)に咬まれたときの症状と対処法
死亡例
四種の有毒クモのうち、ブラウン・リクルーズ・スパイダーとブラックウィドウが最も危険とされています。死亡例は主に7歳未満の子どもに報告されていますが、年齢を問わず重篤な合併症を起こす可能性があります。咬まれた疑いがある場合は、速やかに医師に相談してください。
特徴
ブラウン・リクルーズ・スパイダーは、直径が約1センチで、硬貨ほどの大きさです。頭部から背中にかけてバイオリンの形状の模様があり、通称「バイオリン・クモ」とも呼ばれます。
このクモは攻撃的ではなく、皮膚に挟まれるなど脅威を感じたときにのみ咬みます。暗く乾燥した隙間や角に小さな巣を作り、そこに潜んでいます。
組織を破壊する酵素
咬むと、皮膚・筋肉・脂肪組織を分解する酵素を注入します。その結果、咬まれた部位が黒く変色し、組織が壊死することがあります。
症状
初期症状は数時間後に現れ、寒気、吐き気、発熱、かゆみ、発汗、咬痕周囲の赤や紫色の斑、筋肉痛、膿が出るなどがあります。重症例では、意識障害、血尿、痙攣、腎不全に至ることもあります。傷口に牙痕が見えることがあります。
重篤な症状
通常は1週間ほどで治癒しますが、治らずに青紫色になり水ぶくれができる場合は壊死性病変の可能性があります。壊死とは、皮膚や周囲組織が死んでしまうことです。
医療機関への受診
咬まれたらできるだけ早く医療機関を受診し、心臓より高い位置に患部を上げ、氷で冷やしてください。
医師は破傷風ワクチン、抗生物質、抗ヒスタミン薬を投与することがありますが、現在FDA承認の抗毒素はありません。傷が壊死していないか経過観察が必要です。咬まれたら国立中毒管理センターへ報告し、相談することも推奨されます。
