ロッキー山斑点熱(RMSF)の症状と対処法
ロッキー山斑点熱とは
ロッキー山斑点熱(Rocky Mountain Spotted Fever、RMSF)は、ダニに媒介される重篤な細菌感染症です。原因菌はリケッチア・リケッチィ(Rickettsia rickettsii)で、主にアメリカ中西部・南東部で毎年1,000~2,000件が報告されています。発症地域はロッキー山脈に限らず、オクラホマ州、テネシー州、ジョージア州、ノース・サウスカロライナ州、バージニア州、メリーランド州などでも多く報告されています。
症状の進行と注意点
感染後2日から14日以内に症状が現れます。初期症状はインフルエンザ様で、頭痛、吐き気、喉の痛み、食欲不振などがあります。症状が進行すると、寒気、発熱、結膜充血、関節・筋肉痛、腹部の圧痛、嘔吐がみられます。
さらに、発熱後に小さな赤い斑点や斑状の発疹が現れます。典型的には手首・足首・手のひら・足の裏に出現し、徐々に体全体に広がりますが、発疹が出ないケースや異なるパターンの発疹も稀にあります。
対処の手順
- ダニに刺された記録を残す:ダニを取り除いたら、密閉できる瓶や容器にアルコールと共に保管してください。後で医師に提示できると診断に役立ちます。
- 症状の出現期間を把握する:感染後2〜14日で症状が出ることを覚えておきましょう。初期はインフルエンザ様症状が主です。
- 症状の進行を確認する:寒気、発熱、結膜充血、関節・筋肉痛、腹部の圧痛、嘔吐が現れたら注意が必要です。
- 発疹の有無を確認する:手首・足首・手のひら・足裏に小さな赤い斑点が出たら、すぐに医療機関を受診してください。発疹が出ない場合でも、他の症状が重い場合は早期受診が重要です。
早期治療の重要性
早期に抗生物質(主にドキシサイクリン)で治療すれば、症状は軽く済むことが多いです。放置するとショック、髄膜炎、心不全、脳障害、最悪の場合は死亡に至ることがあります。疑わしい症状が出たら、すぐに医師に相談しましょう。
