|  | 健康と病気 >  | がん | 膀胱がん

IV期膀胱がんの予後と生存率

膀胱がんの治癒可能性は、がんが進行したステージに大きく左右されます。がんが広範囲に転移すればするほど、医療での制御が困難となり、予後は治癒から病状の進行遅延へとシフトします。IV期膀胱がんでは、がんが原発部位を超えて体内の他部位へ転移しています。

膀胱がんとは

膀胱がんは、膀胱内部に腫瘍が発生することで起こります。膀胱がんは主に乳頭状腫瘍と非乳頭状腫瘍の2タイプに分類されます。乳頭状腫瘍はいぼのような形状で、柄(茎)に付着して成長します。一方、非乳頭状腫瘍はより浸潤性が高いです。膀胱がんのリスク因子には喫煙、有害化学物質への曝露、慢性的な膀胱感染症などがあります。

膀胱がんのステージ

膀胱がんは、がんの拡がり具合に応じてステージが分類されます。0期・I期は膀胱の粘膜層にとどまります。II期は膀胱筋層に浸潤。III期は筋層を越えて膀胱周囲組織へ拡がります。IV期はリンパ節や遠隔臓器へ転移した状態です。

IV期膀胱がんの生存率

膀胱がんは早期に抑えられるほど治癒しやすく、ステージが進むほど生存率は低下します。IV期では最も厳しい予後となります。EMedTV.comの統計によると、膀胱がんがリンパ節へ転移した場合、5年生存率は約3%です。つまり、診断から5年後に生存している確率は3%ということです。

IV期膀胱がんの余命

cancerhelp.orgによれば、がんが他臓器へ転移していない段階が最も生存率が高いです。IV期膀胱がんが肝臓や肺など遠隔臓器に浸潤すると、平均余命は12〜18か月とされています。リンパ節転移のみで外科的に除去できても、30%程度の生存率にとどまります。

予後に関する考慮点

米国国立がん研究所(NCI)によると、IV期膀胱がんは進行がんと位置付けられ、治療の主目的は完治ではなく、患者の生活の質を向上させ、病勢の進行をできるだけ遅らせ、可能な限り長く生存させることにシフトします。

膀胱がん - 関連記事