ツベルクリンとは何か?
ツベルクリンは、結核の原因菌であるマイコバクテリウム・ツベルクローシスから抽出した精製タンパク質誘導体(PPD)です。主にマンツー検査(ツベルクリン皮膚反応検査)で結核感染の有無を評価します。
マンツー検査の手順
検査では、ツベルクリンを少量(0.1 mL)皮内に注射します。結核に感染していると、免疫系がツベルクリンに反応し、注射部位に硬く盛り上がった硬結(硬化)が形成されます。硬結の直径を測定し、医療従事者が基準値と照らし合わせて感染の有無を判定します。
陽性結果の意味
陽性の皮膚反応は、過去に結核菌に感染したことを示すだけで、必ずしも活動性結核を意味しません。感染が潜伏状態で症状が出ない場合もあります。活動性結核の有無を確定するには、胸部X線撮影や痰培養など追加検査が必要です。
ツベルクリン・タイーン検査
マンツー検査以外に、ツベルクリン・タイーン検査という方法もあります。これは、ツベルクリンを皮膚に少量塗布し、針で軽く刺すことで行います。感染者は48〜72時間後に小さな丘疹(乳頭)が現れますが、現在ではマンツー検査に比べて使用頻度は低くなっています。
