膠芽腫(グリオブラストーマ)とは
膠芽腫(グリオブラストーマ)は、脳のグリア細胞である星形膠細胞から発生する悪性腫瘍です。グレード4のグリオーマに分類され、最も進行が速く予後が厳しい脳腫瘍のひとつです。
原因
膠芽腫の正確な原因はまだ解明されていません。年齢に関係なく発症する可能性がありますが、特に50歳以上の患者に多く見られます。
症状
主な症状は以下の通りです。
- 嘔吐、発作(痙攣)
- 視覚障害(二重視など)
- めまい、歩行困難
- 言語障害、頻繁な頭痛
- 呼吸・脈拍の異常
特に頭痛が徐々に強くなる場合は、腫瘍による脳圧上昇が疑われます。
診断
診断は以下の手順で行われます。
- 神経学的検査で機能や運動を評価し、頭蓋内圧の兆候を確認
- CTやMRIで腫瘍の位置と大きさを画像化
- 必要に応じて生検を実施し、悪性か良性かを判定
治療
膠芽腫の標準治療は放射線療法です。放射線に反応しない場合は化学療法を併用します。腫瘍の位置的に外科的切除は難しいことが多く、手術は限定的に行われます。
予後
予後は非常に厳しく、診断後2年生存率は約25%です。ただし、45歳以下、腫瘍が低ステージ、または腫瘍の大部分が除去できた場合は生存率が改善します。
