小児の脳腫瘍の症状
脳腫瘍は、成人だけでなく子どもにも発症し得る命に関わる疾患です。脳内に腫瘍ができるか、他の部位から転移してきたがんが脳に移動することで起こります。腫瘍の位置によって現れる症状はさまざまです。
頭痛
頭痛は最も一般的な症状のひとつです。朝起きたときに強く感じられ、日中に悪化することがあります。軽い頭痛から、活動や姿勢の変化(座位から膝をつくなど)で激しくなるものまであります。脳腫瘍による頭痛は、通常の頭痛よりも痛みが強く、持続的です。
発熱
子どもは時に発熱を伴うことがあります。熱は常にある場合もあれば、間欠的に現れることもあります。低熱から高熱まで幅がありますが、頭痛と同時に現れることが多いです。
視覚・聴覚障害
腫瘍が小脳橋腓骨角部にできると、耳鳴りや嗚音が生じ、腫瘍が大きくなると聴力喪失や顔面筋の麻痺が起こります。また、後頭葉に腫瘍ができると視力低下や読字障害、最悪の場合は失明に至ることがあります。
性格・行動の変化
脳腫瘍は性格や行動に変化をもたらすことがあります。混乱しやすくなったり、怒りっぽくなったり、記憶力が低下したりします。これらは腫瘍自体や脳内圧の変化が原因です。異常な行動が見られたら、速やかに医師に相談してください。
神経症状
歩行障害、バランス感覚の低下、四肢の機能喪失、言語障害、けいれんなど、さまざまな神経症状が現れます。いずれかの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
嘔吐・吐き気
嘔吐や吐き気は特に脳幹や視床下部の腫瘍で頻繁に見られます。これに伴い体重が急激に減少し、薬の副作用で眠気や倦怠感が生じることがあります。
